第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*
ケイト『へえ~?』
トレイ『ジャミルがねえ』
ジャミル『子供の頃の話ですから!!』
今では中々見られないジャミルのやらかしエピソードに、トレイたちはニヤニヤと悪い笑みを見せる
マレウス『今も子供だろう』
ジャミル『ううう..もうやめてください!』
ユウ『いい話聞かせてもらいました。これは弱みを握ったと思っていいんじゃないか?更にこの話をアズール先輩にでも売りつければ..』
ジャミル『ユウ!!絶対にやめろ!!というか何なんだお前は!今日は特に俺への当たりがキツすぎないか!?俺が何したって言うんだ』
ユウ『え~忘れたんですか?僕らを監禁してあんなことやそんなことして弄んだくせに!!薄情者!!』
ジャミル『間違ってはないが、誤解を生むような言い方はやめろ!それについては前に謝っただろ』
ユウ『僕は、あんな深い傷をおったのに..およよ..』
ジャミル『はあ..』
『ジャミさん、怖かったんだね..よしよし』
ジャミルの過去話を聞いて、可哀想にと思ったはそっと近づき、背伸びをしながらジャミルの頭を撫でる
ジャミル『や、やめろ..』
『ダメ?やだった?』
ジャミル『ここでは、恥ずかしい..だが、ありがとう』
『んふふ..良かった。ユウ、ジャミさんをいじめちゃダメ』
ユウ『はあーい..』
ナジュマ『おじさん!ジャミルのことは放っておいていいんで、デーツをください』
?『あいよー』
ナジュマはからかわれるジャミルをそっちのけでデーツのドライフルーツを購入すると、ユウたちのところへ持ってきた
ナジュマ『はい、デーツのドライフルーツです。みなさん、どうぞ!』
グリム『ムシャムシャ..おー!甘くて美味いんだゾ!』
トレイ『砂糖を一切使っていないのに、これほど甘味があるとは驚きだな。新作菓子に使ったら面白いものができそうだ。自然な甘さと食感が、良いアクセントになる』
ナジュマ『はい、ユウさんたちもどうぞ!』
ユウ『ありがとう。ほら、、口開けて』
『あ..ん...甘い..美味し..』
小さな笑みを見せると、ナジュマもつられて笑顔になり、良かったぁと頬を染めた
ユウ『少しは大丈夫になった?』
『ん..』