第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*
ジャミル『はははっ!!!見たかユウ!いつもいつも俺たちを差し置いてを独り占めしているからだ!自業自得だぞ、はははっ!!!』
ケイト『ジャミルくん..テンション変になっちゃってるねえ。それだけ嬉しかったんだ』
トレイ『まあ、そりゃあ嬉しいだろうな。俺たちは悔しい結果になったけど』
マレウス『そう落ち込むなユウ。日頃の行いというやつだ』
ユウ『ツノ太郎は僕に恨みでもあんの!?くっそ..ふざけんなよジャミル先輩』
ジャミル『ふん』
カリム『お~い決まったか?なら撮るぞ~』
結果として(グリムを抱っこ)を中心に、両隣にジャミルとマレウス、更にその両隣としてケイト、トレイ、ユウが並ぶことになった
カシャッと1枚撮った後、結局カリムも一緒に撮りたいと言い出し、他の人に撮影してもらった
『ん~..』
ユウ『どうしたの?』
『お腹、空いたかも..』
ジャミル『じゃあ、そろそろ街に行くか』
カリム『よーし、みんなで観光だー!!』
ジャミル『カリム、お前は、挨拶回りがあるだろう』
カリム『え~!?オレも行きたい~!!』
ジャミル『ダメだ。みんなの案内は俺に任せて、お前は役目を果たしてこい』
『カリムさん..来れないの?』
カリム『うっ..ごめんな。終わったらすぐに合流するから』
楽しんでこいよ、と名残惜しい表情で抱きしめ、軽く一撫でしてそっと離した
ジャミル『それでは絹の街を案内します。みなさん、何か要望はありますか?』
トレイ『俺は、ここにしかない伝統料理に興味がある。特にデザートは、レシピを覚えて自分で作ってみたいから、出来るだけ多く食べたいな』
グリム『オレ様もウマイもの、いっぱい食べたい!屋台料理を全部食べてやるんだゾ!』
マレウス『僕は、この国の文化や風土を感じられるようなものを見てみたい。漠然としているかもしれないが..熱砂の国に来たと感じられるものを見て、リリアに報告したいと思っている』
ケイト『ん~..オレも、熱砂の国にしかない珍しいものが見たいかな。映える建物とか、特産品とか♪』