第1章 *ハッピービーンズデー*
誘うような声に甘い感覚を感じながらも、首を横に振って応える
『ううん、ダメじゃない。着いてくよ..だって』
の見つめる先には、同じく匂いにつられてやってきたユウたちがカリムと話している姿があった
『んふふ、ユウたち見つけた♪』
ジャミル『成る程。狙いはユウたちか』
『絶対捕まえるもん』
ジャミル『よし分かった。俺たちはカリムを。お前はユウたちを捕まえろ。ただし、無理はするなよ』
『ん』
ジャミル『よし、なら行くぞ』
ジャミルを先頭に、とその他の怪物チームは音を立てずにゆっくりと植物園の中へと侵入し、未だに気づいていないカリムたちへと忍び寄った
?『捕まえろ!!』
グリム『ふな"っ!?怪物チームがいっぱい現れたんだゾ!?』
ケイト『ほら、やっぱりこうなった』
ユウ『ヤバイ!』
ケイト『とにかく逃げるよ、ユウちゃんたち!』
ケイトの一声で、ユウたちは乱闘の中急いで植物園の出口へと走り出す
ジャミル『逃がすわけないだろ!』
グリム『へへーん!追い付けるなら追い付いて、』
ケイト『っ!グリちゃんこっち!』
グリム『ふなぁ!?』
何かの気配を感じたケイトが、急いでグリムを掴んで飛び退くと、パシンッ!!という音ともにしなやかなムチがグリムの足元を叩いた
ユウ『ム、ムチ!?』
『むぅ..ケイさん鋭い』
『『『/ちゃん!!』』』
ケイト『うわ、ここでちゃん!?マジでヤバイ!!ユウちゃん急いで!』
ユウ『あ~!!に今すぐ抱きつきたいぃぃぃぃ!!』
ケイト『今行ったらやられるでしょ!?走ることに専念してぇ!!』
『ジャミさん!』
ジャミル『こっちはいい!追え!!』
『分かった!』
ジャミルに背を向け、はユウたちを追って植物園を走り去っていった
ケイト『ちょっ!ちゃん速くね!?』
ユウ『はあっ、はあっ、って、体力育成のっ、成績はっ、結構良い方なんですっ!!』
グリム『ふなぁ~!!ケイト!もっと早く走るんだゾ!このままじゃ追い付かれちまう!』
ケイト『分かってるよ!うわわっ!!』
『逃がさない!』