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【ツイステ】黒兎は駆け巡る *イベントストーリー

第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*







グリムが運河に転落するというハプニングがあったものの、再びジャミルによる熱砂の国の説明が再開した


熱砂の国の発展具合に、自国で学んだものとは全く違うと感心を見せるマレウスや、豊富なスパイスや民芸品に興味を示すトレイたちの傍らで、は行き交う人々や立ち並ぶ出店に目を奪われていた


ユウ『ん?、気になるお店あるの?』


『全部..知らないものばかり』


ユウ『そうだね。僕も見たことないものばかりだから、目移りしちゃうな』


カリム『それじゃ~、本格的に観光を楽しむ前に、まずはオレの家に行こうぜ!』


そう言ってカリムの指差す先には、遠くからでもはっきりと見える立派な屋根が顔をだしていた


『おっきい..』


ユウ『さすが金持ちだなぁ』


『ね、どうやってあそこまで行くの?』


ジャミル『迎えの車を用意してある』


カリム『おっ、来た来た』


やがて向こうから現れた迎えの車は、全長何メートルあるんだと思う程の長い車体で、明らかに高級車だと言わんばかりの風貌をしていた


『こっちもおっきい』


ユウ『というか長っ!まさかのリムジン』


ジャミル『全長15メートルです。特注で、冷蔵庫やマッサージチェアが完備してありますよ。大事な来賓をお迎えする時に使う、特別仕様車ですからね』


カリム『学校の友達を連れてくって話したら、とーちゃんとかーちゃんが用意してくれたんだ。大切な友達を乗せるんだから、このくらい普通だろ』


トレイ『王族のマレウスには相応しいかもしれないが、さすがに俺たちが乗るのは..なぁケイト?』


ケイト『ええ~。いいじゃん、乗っちゃおうよトレイくん。こんな機会でもなきゃ、セレブ車なんて一生乗れないでしょ。それにさ..』


『キラキラの車..キレイ。おっきい..凄い』


ケイト『ちゃんも興味津々だし。何事も経験、経験♪』


カシャッと車と共に撮影したケイトは、満足そうにハッシュタグをつけると、後で投稿するといってスマホをしまう


トレイ『後で?今じゃなくていいのか?』


ケイト『ん~。ここは学園の外だし..マレウスくんやカリムくんも..何よりちゃんだっている。居場所を知らせるようなリアルタイム投稿は、避けといた方がいいでしょ。あと、加工もしないとね』


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