第2章 *ゴーストマリッジ*
大食堂
エース『その結婚、ちょっと待ったーーー!!!』
バンッ!!と勢い良く大食堂のドアを開け、エースを筆頭に中に駆け込む
エース『はぁ..はぁ..間に合ったぜ!』
ユウ『めっちゃ走った..』
『まだ0時じゃない..イデさんも生きてる』
イデア『エース氏~~!!ユウ氏に..えっ、氏まで!?』
イライザ『な、なによ貴方..はっ、その顔のハートマーク!さては報告のあった侵入者!?大切な結婚式の邪魔をしないで!』
エース『なーにが大切な結婚式、だよ。やりたい放題しやがって。指輪をはめて、今すぐあの世に送り返してやる!!』
ゴースト『姫様に手を出すな!!』
イライザ姫に近づこうと一歩前へ出たその時、側で控えていたゴーストが魔法を放ってきた
『エース、危ない..!』
不意をつかれたエースだったが、咄嗟にがペンを振るいその魔法を防いだ
エース『サンキュー!ってか、まだ家臣のゴーストがいやがった!』
『エース、早くこの人たち倒してイデさん助けよ!』
エース『おうよ!悪いけど、力貸してくれよな!』
『勿論!』
イライザ姫を守ろうとする家臣のゴーストと戦っていた2人だったが、相手がゴーストなだけに復活が早く徐々に体力が消耗してきた
エース『くそっ、倒しても倒しても立ち上がって..しつけえゴーストだな』
『ぁぅ..疲れてきた』
ゴースト『姫様、はやくキスを!』
イライザ『もう、イデア様ったら、いつまで往生際悪く逃げるつもり?』
イデア『拙者、は、ははは、初めての経験は大切にしたい派なんです!(氏との時のために取っておかなくてはぁぁぁぁ!!)』
エース『イデア先輩を見てみろよ。顔だけ必死に動かして、全力で嫌がってる。お前らも本当は、自分達の姫が間違ってるって分かってんだろ!』
『嫌がってる人に..無理させるのは、ダメ』
ゴースト『..全ては姫様の為なんじゃ。私たちは幼少のみぎりより、ずうっと姫様の成長を見守ってきた。姫様は本当に優しく、明るく、国中のみんなが姫様の将来を楽しみにしておった。
それが...』