第2章 *ゴーストマリッジ*
ナイトレイブンカレッジ・廊下
ユウ『何が楽しくてこんな目に』
エース『いいから走れって!!』
リドル『、大丈夫かい!?』
『大丈夫!』
~数分前~
リドル『僕は自分の想いを伝えただけだ』
エース『オレだってのことマジで好きなんですけどぉ。で、どうだった?オレらのプロポーズ。誰が1番刺さった?』
勿論オレだよな♪と自信満々に胸を張ると、すかさずリドルが抗議の声をあげる
リドル『それはどうかな。僕の誠実な言葉こその心を打ったに違いない。そうだね?』
『えっと..』
エペル『ぼ、僕のプロポーズだって負けてません!ちゃん、どうだった?』
ルーク『私の心を込めた詩はどうだったかな?君のことも考えて紡いだんだよ』
『ぁぅ..あの..』
エース『絶対オレだし!』
リドル『いや、僕だね』
エペル『僕だよ!』
ルーク『私も負けてはいないよ』
ユウ『4人ともやかましい!!』
『『『(ビクッ!!)』』』
ユウ『が困ってるの分かんないんですか?それに、今僕らには時間がないんだから一刻も早く断絶の指輪はめなきゃいけないんでしょ?そういうのは全部終わってからにしてください!』
ユウの正論に4人はぐうの音も出ず、バツが悪そうに俯いた
リドル『確かにそうだ。僕らには果たすべき目的がある』
ルーク『嗚呼、私としたことが愛しき兎の姫君へのアプローチに我を忘れてしまうなんて..』
エペル『困らせてごめんねちゃん』
エース『..ごめん』
『ううん。みんなのプロポーズ素敵だった。どれもみんならしくて..あの、みんなのを順番に聞くたびに、ここがね..スゴくドキドキしたの』
胸を押さえて柔らかくはにかむと、4人は嬉しさに顔を綻ばせた
エース『そりゃお前に向けたやつだし//』
リドル『僕も君を想って考えた内容だった//』
エペル『良かったぁ。一生懸命考えた甲斐があったよ//』
ルーク『愛しい君に届いたのなら嬉しい限りだね//』
ユウ『え~っとここでみんなに報告』
グリム『ん、どうしたんだ?』
ユウ『あっち向いてほい』
『『『えっ..』』』