第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
トレイ『墓の..中!?入るのはかなり気が引けるんだが..!』
リドル『サー・スケリントン。他に方法は..』
ジャック『う〜ん。他の方法だと、思い出すのに1年かかるかもしれない』
リドル『この墓で帰るしかないようだね』
イデア『こ、これ本当にツイステッドワンダーランドに通じてるんだよね..!?』
ジェイド『そうでなければ困りますね。どこかに繋がっていないとなると、墓穴ですし、先客がいらっしゃるかもしれません』
トレイ『そういう恐ろしいことを言わないでくれ..』
ジャック『君たちがいなくなると寂しくなるなあ..またいつでも遊びに来てくれ』
スカリー『ああ、ジャック・スケリントン様..恐怖の王、支配者。ハロウィンを統べるパンプキンキング!お会いできて本当に光栄でした』
ジャック『僕も楽しかったよ、スカリーくん。僕と同じぐらいハロウィンを愛する君なら..きったツイステッドワンダーランドのハロウィンの王になれるだろう!』
スカリー『ジャック様..!はい、必ずや..必ずや、ジャック様の考えるハロウィンをツイステッドワンダーランドに広めてみせます!』
ジャック『期待しているよ』
スカリー『ええ!
ああ、我輩の憧れ..どうかいつまでも、そのままの貴方様でいてください』
敬愛する彼の言葉が胸を打つ。せり上がる歓喜に打ち震えながら、最大級の敬意をもって初めてスカリーはジャックの手にキスを落とした
ヴィル『...いつまでも悩んでいられないわ』
おおよそ元の世界への帰り道とは思えない墓を見つめること数秒、誰も行く気配のない状況にしびれを切らし、ヴィルは意を決して先陣をきることにした
ヴィル『あたしは先に行く。ジャックさん、お世話になったわね。またどこかで会いましょう』
軽く手を振り墓の中へと飛び込んでいく。それに続くようにエペルも躊躇いを残しつつも、気合を入れて扉に手をかけた
エペル『ええい、度胸だ度胸!楽しかったです、ありがとうハロウィン・タウンのみんな!』
2人飛び込んだことで流れができたのか、その後も次々とジャックたちに別れを告げ墓穴へ入っていく。そうしていつしか残ったのは、ユウ・・グリム・セベク・ジャミル・レオナ。そしてスカリーの7人となっていた