第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*

ハロウィン・タウン　広場




丘でのひと時を過ごし手を繋ぎながら町へと戻ると、思ったよりも長い間帰ってこなかったようで、ユウには散々心配されてしまい、レオナたちからはお小言と抱擁とキスと余ったお菓子を口に詰められるという欲張りセットをもらった


何はともあれが無事であったことに安堵する一同だったが、明らかに今までと違うスカリーとの距離感や甘い雰囲気に、若干機嫌を損ねたり怪訝な表情を見せていた




全員がスカリーに詰め寄ろうとしたその時、ハロウィンの終わりを告げるジャックの声が響き渡る


ジャック『今までで一番恐ろしいハロウィンだった。ありがとう我が町の皆さん。』

それに..ツイステッドワンダーランドのみなさん！』


サリー『本当に、すごく素敵なハロウィンだったわ』


博士『こんなに騒々しくて目の回るハロウィンは初めてじゃったわい』


町長『本当に、無事に終わってよかったよかった！』


無事にハロウィンを成功させ、町の住人たちからも喜ばれ、たちもどこか誇らしいような気がして満足そうに頷いた


ジャック『君たちツイステッドワンダーランドのみんなは、このハロウィン・タウンに新しい風を吹き込んでくれた。とても感謝しているよ』





レオナ『そりゃよかった。ところで..帰り道の話を忘れちゃいないだろうな？』





ジャック『帰り道？』


ジャミル『ハロウィンを成功させたら、俺たちが元の世界に帰る方法を探してくれると言いましたよね？』


ジャック『なんだ。君たち元の世界に帰りたいのかい？』


『『『当たり前だろう！！！』』』


町長『ええー来年のハロウィンの準備も手伝ってもらいたかったんだけどなあ..』


サリー『あと1年でいいから、一緒にいてくれないかしら』


博士『ハロウィン・タウンは楽しいぞ？わしが化学の粋を教えてやってもいい』


ジャック『まあまあ、みなさん。約束したからには仕方ないさ。たしかこっちに人間の世界に繋がる扉が..探してくるから待っていてくれ！』