第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
リドル『息をするように嘘をつくんじゃないよ。走り回っていたのは、僕と一緒にあの子どもたちを追いかけていたからだろう』
ジェイド『ですが、皆さんお元気そうで安心しました。特にグリムくんは、何故だかとても楽しそうにお菓子を食べていますね』
ユウ『スカリーからこれでも食べてろって貰ったんですよ』
ヴィル『、顔を見せなさい。本当にどこも怪我はしてないか確認するわ』
マレウス『念入りに頼むぞ、シェーンハイト。魔力の方は..うん、特に乱れはなさそうだな』
『ん、なにもされてないし大丈夫だよ...んぅ』
大丈夫だと言い張るが、それで納得できないヴィルは手を伸ばし頬や頭、腕などをひとしきりチェックしていく。くすぐったさに身をよじりながら耐えていると、やがて満足したのかホッと息を吐いて最後に髪を優しく撫でられた
エペル『3人とも無事で良かった。今、セベククンとレオナサンとジャミルサンが、スカリーくんと戦ってるんだ』
『やっぱりセベクが..それに、レオさんとジャミさんもいるんだ。早く、カボチャさんのとこに行こ』
イデア『ええっと..ジャック氏ってまだ寝てるんだよね。まずはこっちを起こしたほうが良くない?』
ユウ『適当に殴れば起きるんじゃないですか?』
トレイ『そんな投げやりにならなくても..とにかく、ジャックさんを起こしてセベクたちのところに行こう』
グリム『嫌なんだゾ!オレ様、このお菓子を食い切るまでバスタブから出ねえ!』
リドル『こんな時に何を馬鹿なことを言うんだい!お菓子を食べている場合じゃないだろう』
アズール『やれやれ、相変わらずの大食いですね』
ジェイド『これはこれは、困りましたねぇ』
アズール『お前、絶対困ってないだろ』
トレイ『ジャックさん、ジャックさん!』
ヴィル『全然起きる気配がないわ。何をどうしたらそんなに深く眠れるのかしら?』
エペル『えっと、たしかイヌホオズキを食べると、こんな風にぐっすり寝ちゃうらしいです』
マレウス『ふむ..ということは、スケリントンはやつに一服盛られたということか』
イデア『ど、どうすんのこれ。なんか起こすための特効薬とかないわけ?』