第2章 *ゴーストマリッジ*
そうして新たな花婿候補として名乗り出た、アズール・ケイト・デュース・リリアの4人だったが...
バシンッ!!
リリア『うおっ!』
バシンッ!
デュース『うぐっ!』
バシンッ!
ケイト『うそーん!』
バシンッ!
アズール『なにっ!..何故だ。何故フラれた!!!!!』
見事4人とも平手打ちの餌食となっていた。アズールは余程自信があったのか、ありえないという表情で固まっていた
ユウ『まあ、だろうね。あんだけペラペラ喋れば誠実さなんて感じないだろうね』
『素敵だと思ったけど』
エース『あっははは!!デュースは名前言った後固まるし、全然ダメじゃん!』
リドル『女性を前にして緊張と言っていたね。の前では平気なのに』
『..魅力ない、のかな?女の子って思われてない?』
リドル『そんなわけないだろう。君はとても魅力的な女性だ。僕を含め、デュースも他の生徒たちも心からそう思っているよ』
『ほんと?』
リドル『本当だとも。僕が嘘をついているとでもお思いかい?』
『ううん、リドルさんは嘘つかないもん』
ユウ『ケイト先輩はチャラ過ぎてアウト。リリア先輩は可愛すぎてアウト。追加メンバーもダメだったか』
イライザ『..どうして世の中の男の人って、みんな失礼で乱暴でみっともないのかしら。そもそもプロポーズするっていうのに、誰も正装してこないじゃない』
ユウ『確かに誰も正装、タキシードじゃないか..』
『むぅ..みんな優しくて素敵な人だもん。あのお姫様、見る目ない!』
ユウ『ありゃりゃ..激おこさん?』
『だって、ホントの事だもん。みんなあんなに優しくて暖かくて素敵なのに、何も知らずに叩くから..』
頬を膨らませながらユウの腕にしがみついて不貞腐れる。そんなに、ユウは苦笑いで優しく頭を撫でてやった
ユウ『よしよし..』
『(早くみんなに会ってギュッてされたい..ん?)あのゴーストさん..』
ユウ『?あの、お姫様の横にいる人?』
『ん..なんだか、悲しそう』