第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャック『はっはっは。ゼロは僕のパートナーだ。頼まれたって譲らないよ?』
ゼロ『ワン!』
ジャック『でも友達ができてよかったね。特にくんを気に入ったようだし、いっぱい遊んでもらうといい』
にじゃれるゼロを撫でていると、お茶の入ったポットを乗せたお盆を持ったサリーが向かってくる
サリー『さあみんな、休憩時間にお茶でもどうぞ』
ジャック『ああサリー。気が利くね、ありがとう』
サリー『そんな..当然のことをしたまでよ』
博士『ふん!肝心な時には働かないくせに、困った奴じゃ』
町長『ありがとう、サリー。とても美味しそうだ』
ぽこん
町長『うわっ!』
サリーの注いでくれたお茶の入ったカップを取ろうとすると、町長の後頭部にどこからか飛んできた骨が当たり、地面にコロコロと転がっていく
グリム『ん?なんか骨が飛んできたんだゾ』
ぽこん!ぽこぽこぽこ!
スカリー『わわっ、他にも色んなものが飛んでくる!一体どこから?』
とめどなく飛んでくる物に慌てていると、町長はその原因の人物たちを見つけ、困り顔へとぐるりと回転した
町長『君たちは..何をしに来たんだ一体..!』
?『ジャックに呼ばれた』
?『特別に』
?『ご指名だ』
町長の見つめる先、石像の影から顔を出したのは、二頭身ほどの3人の子供(?)だった
その風貌は丸い顔や細長い顔と個性豊かで、何処か気味の悪さを感じる謎のお面をつけていた。その奥から見え隠れする瞳からは悪戯心と少しの危うさが見え隠れしギラギラと光る
ロック『ロック!』
ショック『ショック!』
バレル『バレル!』
ジャミル『なんだこの子どもたちは..スカリー、知ってるか?』
スカリー『3人組の子ども..いいえ、彼らのことは我輩も寡聞にして存じません』
ジャック『ああ。ハロウィン・タウンきっての悪ガキトリオが揃ったな』
グリム『んん?なんだこいつら。へっ、他のハロウィン・タウンのやつらに比べたらちっこくって全然怖くねえんだゾ』
ユウ『グリム、それめちゃめちゃフラグ』