第2章 *ゴーストマリッジ*
ユウ『フロイド先輩が余計なこと言わなきゃなぁ』
エース『どーせ、ジェイド先輩だけ叩かれないのが気に入らなかったんでしょ』
デュース『ともあれ全員フラれたぞ』
学園長『まさか高身長組がこうもあっさり全滅するとは..』
リドル『っくく..』
『リドルさん?』
リドル『あっははは!!見ましたか?間髪いれずにゴーストに平手打ちされるフロイドを!やはり身長で結婚相手を判断するのは間違っていたということですね!』
今まで我慢していたのが外れたのか、リドルはフロイドの叩かれたシーンを思いだし腹を抱えて笑い出した。すると、それにつられてエースたちも我慢の限界を迎え、一緒になって笑い出した
エース『あはははっ!トレイ先輩の歌ヤバすぎねぇ~!?庶民派にも程があんでしょ!サイコーだわ、あははっ!』
デュース『こら!やめろエース。クローバー先輩に失礼だ..ぶふっ。ダメだ、思い出したらツボに..ぶはっ!』
ルーク『嗚呼、ヴィル!君の透き通るような頬に紅葉の刻印が!なんて痛ましい。彼の美貌が損なわれるなんて、耐えがたい悲劇だ』
エペル『そう、ですね..フラれた時のヴィル先輩の、あの、顔..!ぷぷっ!』
ユウ『いやホント、バラエティー番組見てる気分だわ』
『みんな良い人で魅力的なのに..なんでフラれちゃったんだろ。
まぁ、フラれて良かったけど...』
学園長『笑い転げてる場合ですか!これは遊びじゃありません。シュラウドくんの命がかかってるんですよ!』
次はどうしたら..と頭を抱えるクロウリーの元に、ある人物たちが歩み寄ってきた
?『ご心配には及びません』
『ん?アズさん..』
アズール『うちのジェイドとフロイドの粗相をお詫びいたします。まったく、女性の扱いがなっていませんよ。ねぇ、さん』
『そう、かな?二人ともいつも優しくしてくれるよ?』
アズール『それは貴女がとてもお優しいから。そして、あの双子が貴女のその優しさに甘えているだけです』
『???』
アズール『さて、ここはこの私、アズール・アーシェングロットにお任せを。必ず彼女に断絶の指輪をはめてみせます』