第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*

グリム『オレ様なんも悪くねーんだゾ。この三角が勝手にあわあわし始めたんだ！』


ユウ『僕も頑張って宥めたんだけど全然言うこと聞かなくって..』


『大変だったね』



町長『こんなメンバーじゃ最初から上手くいきっこないって分かってたんだ。今年のハロウィンはおしまいだあ！』


アズール『こんなメンバー？なるほど、笑顔の裏では僕たちのことをそんな風に思っていたんですね』


イデア『まさに二面性。どこかの誰かを見ているようですなあ』


アズール『イデアさん。それまさか僕のことではないですよね？』


町長『うわああ！喧嘩しないでえー！』


セベク『収集がつかん..ユウ。お前がついていながらなんというザマだ』


ユウ『いやマジですまん』


『ユウ、落ち込まないで』


スカリー『そうですよ、ユウさん。お気になさらず。貴方が必死に努力なさったこと、我輩は分かっておりますよ。素敵な貴方がわざわざハロウィンを台無しにするようなことをなさるわけがない。そうでしょう？』


ユウ『お、おお..なんか全幅の信頼を寄せられてるけど、そんな大それた事してないよ』


セベク『おい。一人でいい顔をするな。僕が悪者のようではないか！』


ユウ『出会った頃ならそりゃ悪者みたいだったよ』


セベク『なんだと！まったく..グリム、それもこれもお前のせいだぞ』




『セベク。グリムもアズさんもイデさんも、みんなケンカはダメ』




再びヒートアップしそうになる雰囲気に我慢できず、はセベクとグリムの間に割って入った


『アズさんとイデさんは、お互いやになること言わないで。いつまでも終わんないし、2人も疲れちゃうでしょ？

グリムはワガママ言わないでもう少しだけ頑張ろ？それに、ご飯チームに行ってもすぐに美味しいもの食べられないよ。
昨日のアレ見たでしょ（小声）


3人とも、ユウと三角さんを困らせないで。無理に仲良くしてって言わないけど、ここのハロウィンが終わるまでは協力しよ？』




お願い、と本当に困り果てた様子で3人を見上げると、アズールたちは互いに視線を交わし合い、仕方ないと言わんばかりにため息をついた