第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
アズール『そうですね。くだらないことで貴重な体力と気力を消費するのは賢いやり方とは言えません』
イデア『拙者は最初から無害でしたが?まあでも、実際迷惑をかけたみたいだし..その、ごめん』
グリム『む〜..仕方ねぇ。そこまで言うんなら、もう少しだけ付き合ってやってもいいんだゾ。広いオレ様の懐に感謝しろ』
『ん。みんな、ありがと』
セベク『の説得であっという間に3人が大人しくなったな..』
ユウ『さすが』
スカリー『なんと素晴らしい。さんは、人をまとめ率いる才能がおありなのですね。やはり我輩の見立て通りの本当に素敵な方だ』
町長『ああ、くん、本当にありがとう。助かったよ。でも..』
それでも拭えない不安に落ち込む町長の肩を、ジャックは優しくぽんと叩いた
ジャック『まあまあ。でもこれって考えようによってはラッキーだ。このサイレンを聞いたら、音楽家のみんなも間もなくやってくるよ』
町長『そうかな..うん、きっとそうだ..ほっとしたよ。ジャックの言うとおりだ!』
グリム『大人しくなった。コロコロ顔の変わるやつなんだゾ..』
イデア『ま、また知らない人が来るのか..その音楽家って一体どんな人たち?』
ジャック『町一番の演奏家たちだよ』
イデア『演奏家って..よく考えなくても、つまりバンドマンってこと..?』
すると何故かよくわからない陽キャ集団が来るのかと勘違いし、盛大に心配と偏見を口にするイデアにアズールたちは呆れ果てるしかなかった
アズール『イデアさん。普段好きな音楽グループがどうこうと話しているでしょう。それと同じだと思えばいいじゃないですか』
イデア『は?がけもをそんじょそこらの音楽グループと同じにしないでくださるか?彼女たちは特別なんで!』
『イデさん、その人たちのこと好きなの?』
イデア『好き?好きとかのレベルではもはやありませんが?彼女たちの歌とパフォーマンスは..』
アズール『長くなるのでやめてください。さん、イデアさんのことは放っておいていいですよ』
『...ん』