第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ハロウィン・タウン ホール
予想通り、見た目からしておぞましいとんでも料理が振る舞われ、なんとかトレイの"薔薇を塗ろう"やらお得意の口八丁でなんとか最低限に被害を抑え乗り切ると、慣れない一日を過ごしたせいか、気味の悪い真っ暗なホールや棺桶にもさほど気にすることなく、全員寝床につくことになったのだが..
ジャミル『、こんな場所で一人で眠るのは怖いだろう?俺のところで一緒に寝ないか?』
アズール『ジャミルさんのとこよりも、僕と寝たほうが安眠できますよ』
ジェイド『アズールの隣では、寝相で締め付けられて窒息してしまいます。僕のところへどうぞ』
アズール『僕はそこまで寝相は悪くないぞ』
エペル『僕もチャンと一緒に寝たい、かな?』
ヴィル『やめなさい。それこそあんたの寝相でが潰れるわ』
ユウ『いやいや、だから僕と寝るんですってば』
グリム『オレ様もう眠ぃんだゾ〜..』
突如始まったと添い寝争奪戦。今日のストレスが溜まりに溜まったせいで、我こそはと次々に名乗り始め、準備のメンバー決めより揉めに揉めていた
リドル『君たち。自分の意見ばかりでなく、彼女の意見をまず聞くべきではないかい?』
トレイ『そうだぞ。いつも俺たちの事ばかりなんだから、たまには本人を優先してやらないと』
セベク『貴様ら、いつまで揉めている。誰とでもいいからさっさと決めろ!若様の安眠を邪魔するな!』
マレウス『..今日は僕もを抱いて眠りたい気分かもしれない』
セベク『は若様の元で眠ることに決定だ!解散!』
イデア『いや強引すぎでしょ。あ、ちなみに拙者は不参加なのでそっちで勝手にやってくだされ』
『えと、えと..ぁぅぅ..ぅ?』
自分を巡っているにも関わらず、すっかり置いてけぼりにされ、目の前でヒートアップする争奪戦にオロオロしていると、静かに肩を抱かれ争いの輪から連れ出された
それは既に一人眠りについたと思われていたレオナだった