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【ツイステ】黒兎は駆け巡る *イベントストーリー

第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*






マレウス『ああ。セベクはいつもよく頑張っている。僕も鼻が高いぞ』


セベク『もったいなきお言葉..!』


敬愛する主からの褒めの言葉に大袈裟なほどにブルブル震えると、あまりの嬉しさに涙ぐんだ


『んふふ、良かったね』


セベク『おい!誰か!追加の紙を持てい!』


すっかり気分を良くしたセベクはその後もハロウィンのアイデアをまとめるための企画書を次から次へと書きまくっていった





ようやく軌道に乗ってきたというところで、あれでもないこれでもないと議論を交わす中、1人端で落ち込むスカリーが目についた


今年がだめなだけであって、また企画を練り直せばいいのだが、あれほど楽しみにしていた意見を真っ二つにされ相当参っているのかピクリとも動かない


さすがにこのあとも共に行動する相手ということで、宥めるためにジャミルを筆頭に一部の生徒が彼に近寄っていく


ジャミル『スカリー。君の企画書も貸してくれないか?せっかく作ってくれたんだから、セベクのものと一緒に活用させてもらうよ』


スカリー『.......いいえ、お優しい貴方。お気遣いは不要でございます。これはもう必要なくなったもの。記憶の彼方へと、どうぞ忘れてください』


リドル『...だ、そうだよ』


セベク『必要ないのか?ちょうど紙が足りなかったんだ。ならば裏面を使わせてもらう』


スカリー『ぶ、不躾!!』


ジャミル『お前たち、謙遜や遠慮という言葉を知らないのか!?』










セベク『...よし、できた。ジャック、企画書が完成したぞ』


ジャック『よし、それじゃかそれに則ってハロウィンの準備をしようか。音楽、飾り付け、食事。これらの準備が必要だみんなで手分けして準備しよう。まとめ役は僕たちハロウィン・タウンの者がするよ』


ジャックの采配により音楽は町長、食事は博士のところから戻ってきたサリー、飾り付けは現在"昼寝"をしているらしい博士、そして全体の見回りと統括はジャック本人が担当することになった


各セクションの代表は決まったものの、問題はこちら側のチーム分けだった





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