第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャック『よし、みんな聞いたかい!今年のハロウィンはいつもと一味も二味も違うぞ。いいハロウィンにしようじゃないか』
住人『よろしく頼むよ、ひねくれ坊やたち!』
ジャミル『やれやれ、大変なことになったが..こうなった以上、最高のハロウィンを教えとやるしかないな。みんな、覚悟はいいよな?』
リドル『ああ。ひねくれ坊やとは聞き捨てならない言葉だ。ボクたちのハロウィンがいかに最善なのか、よくよく理解してもらわないと!やることが山積みだ』
セベク『ふん。マレウス様の足を引っ張るなよ、化け物ども!』
町長『よし。それじゃあまず君たちにやってもらうことがある』
レオナ『言われるまでもねえよ。早速手分けしてハロウィンの準備を..』
町長『企画書作りだ!』
グチグチグチ....
ネチネチネチ.....
グリム『....』
町長からの企画書づくりをお願いされてから、かれこれ一時間を超え、面倒事を嫌う上級生からの押しつけによって、1年生じゃんけんの末に書き手はグリムに任された
しかし、字を書くのもまとめるのも苦手なグリムのモタモタとした書き取りに、レオナたちは周りを囲みながら口々に文句や指摘を放っていく
ユウや、スカリー以外の全員から順番に文句を言われグリムはついに我慢できずにペンを置いて怒り吠えた
グリム『うっせーーー!気が散るからどいつもこいつも黙ってろ!!第一、オメーらが1年生でまとめろとか企画書づくりを押し付けたのが悪いんだゾ!!』
レオナ『へぇ。こりゃ随分と生意気な後輩だな』
ジャミル『そうですね。オンボロ寮には先輩の指導が足りていないせいかもしれません』
ユウ『はぁ?間に合ってますけど??』
町長『ハロウィンを進めるためには企画書は欠かせないからね』
ジャック『そのとおりです、町長』
ゼロ『ワンワン!』
ジェイド『ユウさんとさんとグリムくんだけのオンボロ寮はまだしも..同じく1年生のセベクくんとエペルくんも指導が足りていないということでしょうか?』
アズール『そうですねえ。お二人の先輩の顔が見てみたいものです』
エペル『うっ!じゃんけんに負けたグリムクンに任せてたけど..なんだか視線が痛い!このままじゃヴィルサンがキレる!』