第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャック『僕?僕はどちらも面白そうだと思うよ。色んなハロウィンがあって然るべきだ。ただ..今年は例年と違ったことがしたいと考えているのさ。
音楽で恐ろしいムードを高めるというのはいいアイデアだね。今までやったことがない。
それに、これまでにない色を使ってみるというのも斬新でいい。いつもは決まった色ばかりだったから。
お菓子作りも是非挑戦してみたいね!僕らの知らないレシピを君たちに教えてもらいたい。
だから今年は..賑やかで、派手で、豪華なハロウィンにしようと思う!』
こちらのハロウィンが選ばれたことでたちは満足そうに頷く。一方、案を採用されなかったスカリーは呆然とその場で立ち尽くした
スカリー『え?』
レオナ『決まりだな』
ジャミル『ジャックさんが柔軟な方で良かったですよ』
セベク『ふん。当然の結論だ!』
スカリー『そんな..ジャック様が、そんなことをおっしゃるなんて...』
今まで自分が信じてきたハロウィンが選ばれず、スカリーはがっくりと肩を落として項垂れる。そんな彼の背中をは不安そうに見つめていた
『カボチャさん、すごく悲しそう..』
ユウ『まあでもこればっかりは仕方ないよ。彼のハロウィンは流石にやりたくないし』
『それはそう、だけど..ちょっと心配』
ブツブツとなにかを呟き頭を抱えるスカリーを見兼ねてジャックが話しかけると、少しの沈黙の後少し落ち着きを取り戻したのか佇まいを直す
スカリー『なんでもございません。我輩はジャック様の御意志に従いましょう。
そうするべきですよね?きっと何か、素晴らしいお考えがあるのですよね..?ジャック様..』
『.......』