第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャミル『消し去る?..ハロウィンにこの世へやってきたゴーストをか?』
スカリー『え、ええ。そうですが..どうして皆様、突然そんなに険しい顔をなさるのです?我輩は何かおかしなことを申し上げましたか?』
ジャミル『信じられない。ハロウィンはゴーストのための日だぞ!』
『ゴーストさんがいないとハロウィンじゃないよ』
ユウ『僕も改めてツイステッドワンダーランドのハロウィンを教えてもらったけど、そんな僕でもゴーストの重要さはわかるよ』
レオナ『呆れたな。野蛮にも程がある振る舞いだ』
スカリー『えっ..野蛮?』
セベク『そうだ。ゴーストはハロウィンにおける主賓。それをもてなしもせず、無理やり消し去るなど..品位に欠ける行為だ!』
スカリー『ひ、品位に欠ける!?この、我輩が!?』
その言葉がよほど彼にとってタブーだったのか、ワナワナと拳を握ると、奥歯を噛み締め声を荒らげて反論し始めた
スカリー『その言葉は我慢ならない..!善良なゴーストならいざ知らず、不埒な行いばかりするゴーストなど尊いハロウィンには邪魔なだけ。彼らはハロウィンを悪戯に乱す悪しき者たちでございます。不届き者は罰せられて当然でしょう!』
『『『『........』』』』
レオナ『そう思ってるのは、お前だけみたいだが?』
スカリー『そんな...!』
セベク『先程から聞いていれば、ハロウィンはこうであるべきだとつまらん話ばかり押しつけおって..貴様、少しはハロウィンを楽しむためのアイデアを出そうとは思わないのか?』
スカリー『思いませんねえ。ハロウィンとは楽しむためのものではございません』
ジャミル『じゃあ、スカリーにとってハロウィンとはなんのためのものなんだ』
スカリー『ハロウィンは皆を骨の髄から恐怖させるもの。己の行いを反省し、贖うためのものです。
ジャック様、これぞハロウィンでございますよね!?』
レオナ『だとよ。テメェはどっちを支持するんだ』