第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
グリム『授業でもねえのに紙にまとめなんてやってんのか!変なやつなんだゾ』
リドル『まあ、熱心なのは悪いことではないよ』
ジェイド『そうですね。紙に書くかどうかともかく、僕たちもアイデアをまとめなければ』
ジャミル『でも..最高のハロウィンなんて、みんな考えていることはそう変わらないんじゃないか?』
エペル『そうですよね。だってハロウィンを大切に思っているのはみんな同じだし!ね、チャン?』
『ん。ハロウィン大好きだよ。毎年すごく楽しみにしてるもん』
スカリー『ああ、素敵な皆様はよくお分かりでいらっしゃる..!本当に、本当に、感動いたします。我輩の学校の者たちとは大違いだ!ハロウィンは年に一度の大切な日。最高の過ごし方も自ずと決まってまいります』
トレイ『ああ。スカリーが熱心にまとめてくれてるし、任せても良さそうだな』
スカリー『勿体無いお言葉でございます』
『カボチャさん』
スカリー『!さん』
サラサラと書き殴るスカリーの手がぴたりと止まる。いつの間にか近くで見ていたは、書きかけの企画書から伝わる、彼が心から喜びを感じこの時を楽しんでいることに自然と笑みが溢れる
『楽しそうで良かった...カボチャさん、最高のハロウィンにしようね』
スカリー『〜〜っ//は、はい!もちろん!素敵な貴女と一緒なら必ず最高のハロウィンができます!』
ユウ『こらそこ。また無意識に人を誑し込まないの』
『たら?』
ユウ『とりあえずこっちおいで』
『ん。じゃあカボチャさん、頑張ってね』
軽く手を振りユウの元へと戻っていく後ろ姿を名残り惜しく見届けると、途端に体の奥から何度も湧き上がってくる興奮に身を震わせた
スカリー『貴方がたとハロウィンについて語らう時間が待ち遠しい..一秒がひと晩のように感じられます。きっと素敵な時間になることでしょう..ふふ..ふふふ..
ヒヒヒ..イーヒャッヒャッヒャッ!』