第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
ジャック『おお、町長じゃないですか!』
町長『ああ見つかってよかった。君がいなくてどうしようかと思ってたんだ』
グリム『変な帽子被った三角形のやつが来たんだゾ..!』
セベク『またおかしなやつが増えた..!』
ジャミル『段々驚かなくなってきたな』
町長『早く3日後のハロウィンの話をしないと!ああ準備が間に合わなかったらどうしよう..!』
ジャック『ええ。ちょうどいいところに来ました。集会を開いてみんなを集めてください。そこで全部話します』
町長『いつ?』
ジャック『今すぐにです!』
ユウ『かお、かお、顔、ぐりんってなった..』
『びっくりしたね』
ーーーーーーーーーーーー
ハロウィン・タウン 集会ホール
ジャックの命令で町長はすぐさま専用の車に乗り込むと、まるで選挙カーよろしく大きなスピーカーから大声で集会の合図を町中に響き渡らせていく
集会場であるホールの中からでも聞こえる声に、レオナはそろそろ痛くなり始めた眉間を軽くほぐしながらまた1つため息をついた
レオナ『面倒なことは避けたいと思っていたのに..まさか町中の奴らを集めて最高のハロウィン発表大会なんて馬鹿げた会を開くとは。
スケリントンと町長は何を考えてるんだ?』
サリー『珍しいことじゃないわ。ハロウィン・タウンではよくこうして集会を開くの。町のみんながジャックからの大切な話を聞くためよ』
イデア『いちいち集められるとか最悪な町。どうせジャック氏が決めるんならメール送って即終了でいいのでは!?』
マレウス『町の役人に命令できるということは、スケリントンが統治者であるのは本当らしい』
サリー『もちろん。ジャックはいつも最高のアイデアを持っているの。
彼は..ふふ。本当に素敵な人なのよ』
想い人の輝く姿を想像し、サリーは嬉しそうに頬を染める。だが、背後から聞こえてきた声にその表情は曇りを見せることになる
?『サリー!こんなところにおったか!』