第2章 *ゴーストマリッジ*
イライザ『私はこの500年間ずっと理想の王子様を待ち続けたのよ。その私に、自ら"自分が理想の王子だ"って名乗り出たんだもの..乙女心が分からない偽者さんには、たーっぷり反省してもらうわ。
私が耐えた時間と、同じだけね』
にっこりと説明するイライザ姫に、大食堂の花婿候補たちと、ユウたちの背に悪寒が走った
エース『それって、500年間あのままってことかよ!?』
デュース『さすがにマズくないか?』
リドル『先輩たちがダメだった以上、残ったメンバーに頑張ってもらうしかないようだね』
ユウ『ぶっちゃけ、どの人も危うい気がするんですけど..』
イライザ『では、次は..白くて大きなお耳の逞しい貴方』
『『『(あっ、これは完全にジャック/くんだ..)』』』
ジャック『..ジャック・ハウルだ』
イライザ『貴方、剣術の腕はいかほど?どのぐらいの大きさのモンスターを倒してきたの?』
ユウ『今度は、武勇伝!?しかも先祖代々から伝わる剣なんて持ってるわけないじゃん!』
エペル『ジャッククン真面目だから、多分剣はやってないけど、拳でなんとかって言いそう』
ジャック『剣?んなもん必要ねぇ。俺はこの拳1つで..』
イライザ『却下!!!』
バッチーーーン!!
ジャック『いってぇな!!』
エペル『ほら言った』
『エペル、よく分かったね』
エペル『クラス一緒だから。日頃一緒に過ごしてると、何となく言うことが分かってくるんだよね』
ユウ『ジャックもアウトっと..』
イライザ『次!鋭い目元が素敵な貴方』
『『『えっ...誰?』』』
セベク『セベク・ジグボルトだ!!!』
『『『マジかよ..』』』