第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
『『『......』』』
リドル『暗っ!』
イデア『怖っ!』
トレイ『良かった!そのリアクションで合ってるんだよな!?』
ヴィル『ええ..なんて悪趣味な広場なの。すごく殺伐としているわ』
エペル『何に使うのか分からない怖い道具がいっぱい置いてある..ポムフィオーレの地下室より気持ち悪い!』
ジェイド『全体的に恐ろしい雰囲気です。まるでオンボロ寮のようですね』
ユウ『いや、さすがにここまでではないと思うんですけど。改築して少しは綺麗になりましたし..』
『でも初めの感じと似てるね』
ジャミル『ジェイドには1回はっきりと怒ったほうがいいぞ』
『そうなの?
じゃあ....ジェイさん、そんなこと言っちゃだめでしょ』
ジェイド『おや、怒られてしまいました。ふふっ、申し訳ありません』
全く怒る気のない言葉に悪びれもなく平謝りすると、ジェイドは何故か仮にも怒ってきたを優しく撫でた
『んへへ♪』
ジャミル『ダメだこいつら..』
?『ジャック、捜したわ。どこに行っていたの?』
コツコツと靴音が聞こえ振り返ると、ジャックの表情がパアッと明るくなりその人物の名を嬉しそうに呼んだ
ジャック『ああ、サリー!』
夜風に長い髪をなびかせながらサリーと呼ばれた美しい女性は、様々な布でパッチワークしたようなツギハギのワンピースを纏い、自身の体にも何本もの縫い目を施し、その大きな目をこちらに気づいた驚きでパチパチと瞬かせた
ジャック『お客様を見つけたんだよ。今お連れしたところさ』
サリー『お客様?』
ジャック同様奇妙な出で立ちのサリーに、グリムはまたゾワゾワと毛を逆立てて近くにいたジャミルの背中へと逃げ込んだ
グリム『ふなーっ!また怖いのが出てきたんだゾ!!』
ジャミル『なんだあのツギハギだらけの人形は。喋っているぞ!?』
マレウス『魔法..ではないようだな。あれもスケリントンと同じ、謎の存在のようだ』
ユウ『わ、村人Aだ』
『可愛いお姉さんだ』