第5章 *LIB ナイトメア・ビフォア・クリスマス*
スカリー『..はあ、本当にくだらない者たちです。慎まんやる方ございません』
トレイ『だから学校の話をしたときにあんな態度だったのか』
スカリー『ああでもまさか、こうして本物のジャック様に会えるなんて!これは夢でしょうか?だったら永遠に覚めないでほしい..』
『カボチャさんは..大好きな人に会えてすごく嬉しいんだね』
スカリー『ええ、ええそうです!分かっていただけますか、この抑えきれないほどに幸福で満たされた気持ちを!』
『ん、分かるよ。大好きな人に会えるってすごく胸がドキドキしてふわふわして、いっぱいいっぱい嬉しいよね。
良かったね、カボチャさん』
スカリー『!!』
ふわりとした笑みを向けられ、ジャックとは別の歓喜や興奮が湧き上がる。青白い頬に分かりやすく赤みがさし、顔が一気に熱を帯びる
スカリー『ああ、この気持ちを分かってくださり、更にそんな愛らしい微笑みまでくださるなんて..なんて素敵なお方なんでしょう。貴女は本当に素晴らしい人だ』
とめどない興奮に身を任せ、殆どの視線がジャックへと注がれているのをいいことに、スカリーは小さな手を取り2回目の甲へのキスを贈った
『ぁぅ..//』
ジャック『ツイステッドワンダーランド?
ふーむ。そんな場所は聞いたことがないなあ』
『『『!?』』』
どこから来たのかと問いかけられ、レオナがツイステッドワンダーランドからと答えるが、ジャックの口から出てきたのは、聞いたことがないという驚きの一言だった
セベク『き、聞いたことがない!?そんなわけがないだろう!それでは、まるでここが..』
ジャミル『これってまさか、つまり..!』
レオナ『ああ..思った通り、最悪だ!やっぱりここは..
ツイステッドワンダーランドじゃねぇ!』
『『ツイステッドワンダーランドじゃない!?』』
リドル『で、ではここは一体どこなんですか!?』
レオナ『俺が知るかよ。あの森といい、扉といい、この骨といい..俺たちの常識の通じない場所ってことだけは間違いねえだろう..』