第4章 *グロリアスマスカレード*
やがて舞踏会は終わりを告げ、会場からは生徒たちがそれぞれの宿泊場へと向かうためぞろぞろと出ていった。たちも会場を後にし、それぞれの部屋へと向かって歩きだしていた
『疲れた』
ユウ『お疲れ様、よく頑張ったね』
トレイン『一言二言話して終わるかと不安だったが、ちゃんと交流出来ていたな。偉いぞ』
『二度とやりたくない』
トレイン『それはダメだ』
『むぅぅ..』
リドル『まさかチェーニャを相手に選ぶとは思わなかったよ。何か変なことはされなかったかい?彼はよく人を驚かせたりイタズラしたりするからね』
『ううん、何もなかった。ちょっと意地悪されたけど』
リドル『なんだって?詳しくお聞かせ。事によっては注意しなくてはいけない』
『大丈夫。そんな酷いことされたわけじゃないから』
エペル『そういえば、ネージュに絡まれてたよね?あれは大丈夫だった?』
ルーク『(そわ..)』
『..やなこと言われたわけじゃなかったけど、あんまり楽しくなかった』
デュース『だろうな。遠くから見ていたが、寧ろがネージュに何かしないかハラハラしてたんだ』
『それどういう意味?』
ジトっと睨むと途端にデュースは慌てて"が悪いことをするやつだって思ってない!"と弁明するも、少し不機嫌そうな表情のまま、ふいっと顔を逸らされてしまった
ジャミル『にしても、二人目にロロ・フランムを選ぶ方が俺は驚きだったがな』
イデア『普通は自分をボコしたやつなんて選ばないでしょ。氏って酷いことされても相手にはゆるい感じ?』
アズール『なわけないでしょ。さんは自分を傷つけた相手のことはそう簡単に許しませんし、受けた痛みをずっと忘れません。ただ、話せる相手は限られているので仕方なく彼を選んだだけですよ』
ラギー『確かにちゃんってすげえ根に持つけど、その相手には普通に接するもんね』
『嫌いな人じゃなかったらお話くらいするもん..ふあ〜あ..』
ユウ『疲れて眠くなっちゃったね。早く戻って寝ようね』