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【ツイステ】黒兎は駆け巡る *イベントストーリー

第4章 *グロリアスマスカレード*






紅蓮の花がこれ以上広がらないよう、シルバーとセベクを中心に魔法を使わず武力でロロを捕縛しようと構える


だが、そんな様子にロロは可笑しそうに笑い飛ばした


ロロ『ああ、何もかも遅すぎる!事は既に済んでいるのだよ。鳴るはずのない4度目の救いの鐘が響いた事で、この街には充分な魔力が満ちた。

既に紅蓮の花は、この学園だけでなく花の街中に広がり、魔法士の力を吸い始めている』


ジャミル『みんな、窓の外を見てみろ!』


その言葉に窓を覗き街を見ると、既に祭り会場は紅蓮の花の海に包まれていて人々の魔力を吸い、憎らしいほどの鮮やかさを放っていた


ユウ『(これ、思ってる以上にヤバい状況じゃん!)っ!!どうしよう!は今眠っていてこのことに気づいてない!』


グリム『あいつ寝起き悪ぃから、あっという間に花の餌食になっちまうんだゾ!』


トレイン『すぐに連絡を、』




パカッ





ユウ『は?はああああああ!?』


スマホを取り出そうとポケットに手を入れた瞬間、足元の床が開き、一瞬の浮遊感からの体が重力に従って勢いよく落下し始めた


グリム『ふなああああ〜〜〜!?』


ユウ『やっばいって!!お、落ちる!!』


マレウス『ユウ!!』


空中で受け身が取れずワタワタとするユウにマレウスの手が伸び、片腕に抱きとめられる


ユウ『ぐえっ!!』









ユウたちが落とされた先は、日中の観光でトレインのオススメとして連れてきてもらった、花の街の地下水路だった。トレインの魔法で怪我せずに着地できたのも束の間、紅蓮の花が目の前まで迫ってきていた


排除するために魔法を使用せずにできる方法として、地道な草むしりという手段をとり、全員で紅蓮の花を毟り始めた


ユウ『こ、腰いったぁ..って、毟ってる場合じゃない!!に連絡しないと!』


スマホを取り出しへと電話を掛ける。何コールも何コールも鳴らして、早くあの愛らしい声が聞こえるのをひたすら待ち続ける





ユウ『お願い..、早く、早く出て..っ!!』



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