第4章 *グロリアスマスカレード*
ユウ『はーい。さ、も一緒に行こ』
『ん』
マレウス『では僕も同じテーブルにつこう。二人の感想を聞いてみたいからな』
グリム『子分の横に座るのはオレ様なんだゾ!コイツの面倒見てやんなきゃなんねーからな』
マレウス『ではの横に座るとしよう。構わないな?』
グリム『しょーがねーな』
『ツノ太郎、隣に座ってくれるの?嬉しい』
マレウス『ふっ、そうか。さあ手を出せ、すぐそこまでだがエスコートしてやろう』
嬉しいと言われたことに分かりやすく気分を良くすると、素直に差し出した手を取ってベンチへと誘導する
ユウ『でもこれだと7人じゃない?』
マレウス『なに、とグリムの体は小さい。詰めれば問題ないだろう』
セベク『お待ち下さい!!僕も若様と同じテーブルにつき、若様のお話を伺いたいです!!』
バッと手を挙げると、なんとかマレウスと同じテーブルにつこうと"どけ"とグリムを追い出そうとした。だが速攻で断られ、更に"席はどこでもいいが"という発言に、マレウスと同じ席に座れる名誉を分かっていない、と別の喧嘩が始まった
『うるさい..私、リドルさんたちのところ行こうかな』
ユウ『え、なら僕も移る』
マレウス『ならば僕も席を変える』
イデア『うん、全く解決になってないんですけど?てかそれだとまたセベク氏が着いてきて堂々巡りじゃん』
ユウ『あーもー、だったら手っ取り早くじゃんけんしなよ』
その提案に乗っ取りじゃんけんが行われると、グリムが勝利しセベクの無念に満ちた唸りが響いた
ロロ『ナイトレイブンカレッジの諸君はここにいたのかね』
トレイン『フランムくんか。君もお祭りを見に来たのか』
ロロ『ええ。皆様を招いた以上、これも生徒会長の務めですから』
『あの人..』
ユウ『ロロさんがどうしたの?そういえば着替えて僕らと合流したときも浮かない顔してたけど..あの人と何かあった?』
『ううん、転びそうになったのを助けてくれたの。でも、びっくりして"ありがとう"って言えてなくて』
ユウ『ホント、律儀というか真面目というか..』