第4章 *グロリアスマスカレード*
ルーク『くんの安全のために、自らの身体を盾として守るその姿に私は感激したよ!素晴らしい愛だ』
ニッコリと微笑みながら称賛と感嘆の声を漏らすと、手に持っていたジュースを1人1人に手渡していく
ラギー『ありがたくいただきま〜す!』
グリム『ん〜っ、甘酸っぱくて美味いんだゾ!』
シルバー『葡萄の濃い味が喉を下る。ジュースとなったことで濃厚さをより感じるのかもしれない。とても美味い』
ラギー『すげえ..砂糖より甘いかも。こんな甘い葡萄、初めて食ったかも!』
ユウ『うん、美味しい』
『いただきます...〜〜〜っ!!』
ルーク『お味はどうかな?』
『んへへ..美味しい』
口の中に一気に芳醇な香りと甘酸っぱさが広がっていく。あまりの美味さに目を見開かれ、こくんと飲み込むと爽やかな後味が喉を伝った
ふにゃりと緩まった表情が何よりの美味の証だった。ようやく見せた心からの笑みに、全員の心に温かいものが灯る
ルーク『とてもいい笑顔だ。やはり君の笑顔は何よりも愛らしく美しいね』
イデア『(あー可愛すぎんか?天使か?え、ほんとに人間??だって周りに花咲いてますけど?)』
ユウ『好き』
ラギー『直球wwでもまあ、ご機嫌になったみたいで一安心したっす』
シルバー『うん、本当に綺麗な笑顔だ。マレウス様がご覧になればさぞお喜びになっただろう。今ここにおられないのが残念だ』
トレイン『、耳の調子はどうだ?』
『ん..少し楽になった。だからもう被る』
トレイン『よろしい。ならば、私達はそろそろ他の班の様子を見に行こう。お前たち、引き続き頑張りなさい』
ルーク『楽しい時間をありがとう、トレイン先生。ユウくん、くん、グリムくん!』
シルバー『また会おう』
イデア『..ども』
ユウ『はい。また後で』
『えと、みんな..』
去り際に足を止め振り返る。それにルークたちが首を傾げる中、は少し恥ずかしそうにしながら全員の目を見て小さくはにかんだ
『守ってくれてありがとう..大好き』