第4章 *グロリアスマスカレード*
『...』
イデア『あの、そんなに見ないでほしいんですが。いや分かってるよ、似合わないって言うんでしょ。自分でも気づいてるのでこれ以上抉らないでほしいというか..』
不安そうに瞳を揺らし心なしか炎の髪も小さくなっていく。何も言わないに泣きそうになる
『お月様、ヒラヒラしててカッコいいよ。写真撮ってロボットくんに送ったら?喜ぶよ』
イデア『うえっ!?いや、それは..』
いい、と断ろうとするも学園で待つ弟の喜ぶ顔が脳裏に浮かびあがる
イデア『..撮ってくれマスカ?』
『ん』
『オーロラさんも雷さんもカッコいい』
シルバー『ありがとう。お前の服もよく似合ってる。まるで忍びで街に遊びに来た姫君のようだ。気品と愛らしさがにじみ出ている』
セベク『人間にしては似合っているな。だが、若様の荘厳で華美な装いの前には、』
『あ、デュース、エペル』
セベク『話は最後まで聞け人間!!』
『デュースは青の衣装、似合ってる。カッコいい』
デュース『ありがとう、お前も似合ってる。その..凄く可愛くて綺麗だ』
頬を赤く染めながらはにかむと、は嬉しそうに目を細めて、今度はデュースの隣に立つエペルへと目を向けた
『エペルも似合ってる。かわ..っこいい』
エペル『いいよ言い直さなくたって。僕も可愛いって思ったからぁ』
『ごめん..』
裾を摘みながら他の生徒よりもふんわりとした愛らしい衣装に不服そうに眉を寄せる。申し訳なくなり小さな声で謝ると、温かい手のひらがそっと頬に触れた
エペル『でもがもっと可愛い衣装で来てくれたから、少しはカッコよく映る、かな?』
『ん。可愛い衣装着ても、エペルはカッコいいよ』
エペル『ありがとう』
ユウ『〜、僕は?カッコいい?』
『ユウもカッコいいよ。グリムもカッコいい』
グリム『ふふん、とーぜんなんだゾ!オレ様が一番カッコよくて強そーだろ?』
『んふふ、カッコよくて強そう』
ユウ『は綺麗で可愛いよ』
『ありがと』