第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*
『きもち..ぃ//んんっ..も、っとぉ..//』
熱い吐息とねだる目線がジャミルの情欲を駆り立てる。太腿に置いた手を更に奥へと進めようとしたが、思い止まって静かに手を引いた
ジャミル『っ//!!今日はここまでだ』
『な、んで..?私、悪いこと、した..?』
ジャミル『違う。ここではしてやれないし、今日俺は家に帰るから、花火大会が終わっても出来ない..本当は、お前と二人でいたいしこの続きもしたい』
『..スカラビアに遊びに行くから、その時は気持ち良くしてくれる?』
ジャミル『聞かれるまでもないな。寧ろ、その時は絶対に逃がさないから覚悟しとけよ』
『ん』
頷くに笑みを浮かべるが、その艶やかな姿にずっと抱えていたモヤモヤが自然と口からこぼれだした
ジャミル『..今日のお前は、いつも以上に綺麗で困る。街ですれ違ったやつらが、チラチラお前を見ていたことに腹を立ててた』
『私も..やだった』
ジャミル『え?』
『今日のジャミさん、いつもより更にカッコ良くて..ドキドキしてた。でも、そんなジャミさんに市場ですれ違った女の子が、"カッコ良い"って言ってたの聞いちゃった。そしたらね、胸が痛くてモヤモヤした』
ジャミル『嫉妬、してくれたのか?』
『ん..』
ジャミル『(可愛いなくそ)お互い、同じことでモヤモヤしてたんだな』
ヒュルルー..ドカン!!
ジャミル『さあ、そろそろ終わる。最後の大きな花火は見逃すな』
ドカンッ!!!
一番大きな音をたてて、最後を彩る花火が夜空を彩った。はジャミルに後ろから抱き締められる形でその光景を目に焼き付け、この思い出を絶対に忘れないと決めた
『ジャミさん』
ジャミル『どうした?』
『二人きりも良いけど、みんなで見る花火も良いと思うよ』
ジャミル『..そうだな』
ジャミルの目には、優しく微笑む、そして花火に瞳を輝かせるユウたちの姿が眩しく映っていた
終わりです。疲れました。フルで書かないっていったのに結局細かく書いちゃいました。でもこのイベント好きなんです。スカラビアコンビの過去話とかがちょこちょこ出てるし、何よりまじでナジュマちゃんがかわええんですよ!!
それでは~