• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第9章 未来から来た女 頼朝side



(綺麗……な)

「ダメだ」

『どうしてですか?』

「好みじゃなかった」

『アーソウデスカ』

「…まぁ冗談だ
征夷大将軍だから
安易に素性の知らない女に
懐に入られると困る」

(あと単に女を作っても
面倒だしな
今は幕府優先で動かねぇと…)

などと考えていると
はある一言をぶっ込んできた

『!
……でもお酒を飲むくらい
大丈夫なんじゃ……』

「は?」

『え?』

「『…………』」

(………おいおい)

「まさかとは思うが
さっきの誘いがお酒を
一緒に飲むだけだと思ってんのか?」

『え?
そうですけど』


「…………ぶっ
はははは!!」

(なんだこいつ
本気で言ってんのか
おかしな奴だな)

『っ!?
……おかしなところありました?』

「くくっ
いや?ちっとも……」

『………肩震えてますよ』

「お前みたいなやつ
初めて見たよ」

『私も頼朝様みたいな
腹黒二重人格は初めて見ましたよ』

(へぇ…返すようになったな)

ちょっとからかってやろう

「その言葉、他のやつが
言ってみろ即死刑だぞ」

『うえぇ!?』


慌ててむぐっと口を手で抑える

(……なんだつまんねーな)

「別にいい」

『ふぇ?』

/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp