• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第8章 急襲




"対魔結界"

【ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙】


『初めから作っときゃ
良かったわ』

ふうっと息を着くと

「ケホケホっ」

『大丈夫!?』

「は、はい…」

結界を張った拍子に
落とされた沙捺に
逃げるように促した

「で、でも!」

『私は大丈夫!
さっきの見たでしょ?
けっこう強いから私』

「…では人を……」

『ダメ、被害者が増えるだけだから』

さ、早くと言って背中を押す

沙捺がいなくなったところで
あやかしに向き合った

『何人食ったの?』

【あァァッ!
さ、3人っだけだから!
離せ!もう食わないっ!
約束する!だからっっ】

『…あんたみたいなのって
信用できないのよね
──3人"だけ"ね
その3人"も"の命を奪ったあなたに
呪力を奪われ尽きようが
なんの文句も無いわよね?』

ずっと手をかざすと

【待って!待て待て待て!!】

『……私は優しくないの
──ごめんね?』

呪力を奪い尽くした
その時

ドォン!!

『かはっ』

は吹き飛ばされた


(なっ、に………?)

意識が朦朧とする中
もう1匹の黒い影が見えた

『嘘……どうして』

【念の為に分身を作ってたんだ
良かった
やっと大人しくなってくれて】

打ち付けられた身体が痺れて動けない
黒い影が身体にまとわりつく
がぱりと大きな口が開く

(────ッッ!!)



ザシュッ



/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp