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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第7章 夜這い




案内された部屋に通される

「側仕え様はこちらに」

『あ、はい
ありがとうございます』

(やっと一息つける……)

部屋に入ると同時に
へたりと座り込む

(それにしても
明日もあるのか)

早く寝て休もうと思い
少し早めにお風呂に入った


*☼*―――――*☼*―――――


『喉乾いちゃった
お水貰いに行こ…』

時刻はかなり遅い時間となり
一眠り着いていたのだが
ふと喉の乾きで目が覚めた

(うわ、暗い…)

あやかし遭遇率は高くとも
普通に幽霊とかは怖いのだ

(早く行こっ)

水を貰い飲み終わった
は部屋に戻ろうとしたが

(ん?)

どこからか話し声が聞こえてきた

(ま、待って
まさかほんとに幽霊じゃないよね??)

怖くて逃げたいがここを通らないと
部屋に戻れない

仕方なく覗いてみると

(………頼朝様?)

と一緒にいて話しているのは
今日の宴で踊っていた綺麗な女性だった

(どうしよう)

pattern1

『すみません通りまーす』

(いや、ダメでしょ)

pattern2

壁の振りをして通る

(いや、無理でしょ)

pattern3

話が終わるまで待つ

(これしかないかぁ)

バレないように
溜息を零しそっと様子を伺った

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