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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第6章 側仕え





口パクで何か言っている

(あ、と、で、お、ぼえ…)

──後で覚えとけよ?

さぁっと血の気が引いた

(胃が痛い……)

その様子に気づいていて
頼朝様楽しそうだなぁと
思っていた盛長であった

重衡はご愁傷さまと言いたげな
目でを見ていた



やがて景時や他の報告が終わり
ずっと正座してて足痛いなぁとか
思っていたら


「そうそう、昨日から
ここに住むことになった
宋から来た軍師玉藻だよ」

盛長さんが急に話題を振ってきた

「おお、宋からとな」
「通りで見目が珍しいと……」
「よろしくどうぞ玉藻様」

「あぁ、こちらこそ
倭国に来て日が浅いものでな
よろしく頼む」

(ちょっと待って…
何その設定まさか昨日…っ)

焦ったように玉藻を見ると
にやりと笑われた

やっぱり昨日のうちに話していたのか
とガックリと肩を落とした

「ではその隣にいる
美しい女性はどなたでしょうか?」

(!?)

急に話題を振られて
混乱する
慌てて頼朝を見るが

(いや、ニコッじゃないからっ)

笑顔で躱される

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