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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第5章 契約



『私はこれからどうすればいいんです?
一応あいつを探し出して
1回くらい殴っときたいんですけど』

「小狐を助けた女と同じとは思えない
発言が聞こえたんだけど??」

こぶし…グーを作ってにこりと笑うと
呆れたような目で重衡が見る

「そいつを探すのは鎌倉幕府が
助力するが……
見つからなくても恨むなよ」

『ほんとですか!?
ありがとうございます
…私をとばすことができるなら
きっとあいつも来れると思うんですよね』

(これはたんなる感だけど)

「着いたぞ」

『…!
ここが御所ですか?』

(大きい…さっきまで見てた建物とは
比べ物にならない)

「そうだ
お前と玉藻はここで暮らせ
不自由があれば何でも言え」

「俺達も帰ろうか」

「そうですね
もう疲れましたし、明日は普通に
会議がありますし」

『え?皆さんここに住んでないんですか?』

「当たり前でしょ
君たちは余程の特別扱いだよ」

「征夷大将軍の御所に
狐と狐憑きの少女とは
家臣が知れば卒倒するでしょうね」

「隠し通すさ
お望みとあればな」

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