• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第3章 最悪の再会




前方から葉をふむ足音が聞こえた

「その必要は無い。
あなた方はここで終わるのだから」

(この声…っ)

「「っ!!」」

『あ…』

(昨日のっ!)

出会った時とは違う
不穏な空気を纏った男が近づく

「──久しぶりだな、義経」

(!?、義経!?)

「感動の再会とはいかないみたいですね」

『源義経は頼朝…様に殺されたはずじゃ…』

の声に反応した義経は
目を見張った

「…貴方は…あの時の……」

(そういえば私、勝手に消えたんだよね?
不審者すぎるっっ)

「天幕から消えたから心配した
──だが、巻き込まれてしまったか」

義経は刹那哀しそうな顔で
を見るが
それを振り払うかのように
頼朝を見る

「頼朝公を倒すため、
死の淵から蘇った
魂を人ならざるものに明け渡して」

(人ならざるもの…って)

/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp