第3章 最悪の再会
(ていうかこと人が
源頼朝?想像といい肖像画といい
イメージと全然違うっ!!)
「気持ちは察するよ」
の頼朝を見る視線に
何やら同情された
『ていうか征夷大将軍ともあろう人が
なぜこんなところにいるんです?』
「緊急事態って言っただろ、ばーか」
『ばか!?』
(今日言われるの2回目!)
「まぁまぁ、それで俺たちは
二手に分かれて狐を探してたんだよ
そしたら君に会ったというわけ」
(その話が本当なら)
『………征夷大将軍直々に
探すってこの子は、この小狐は
何なんですか?』
「…説明してる暇もなければ、
お前が知る必要もねぇよ
──女、お前の名は?」
『…… です』
「、これは命令だ
黙って俺に従い…
夜が明けたらこのことは
忘れてもらう」
『……っそんな勝手な』
──────────ザクッ