• テキストサイズ

イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第15章 助手





〈オノレ…ゆるさないゆるさない〉


『──い"っ』



ぎりり……


の身体を締め上げた



「さん!」


泰親がを助けるため
何かを唱え出す










「俺のものに何手を出してやがる」










スパッ





〈ギャァァ!!〉



『──っわ』



宙に浮いた身体が頼朝様に受け止められた




『よ、頼朝様…』

「──怪我は」

『あ、平気です』


(身体には締められた跡が残ってるかも
だけど)





「頼朝様、助かりました」

「まだだ」

「ええ、今度は一発で決めます」



「は下がっていろ」



身体を優しく降ろされる


『いえ、狐憑きの力で戦います』



「おい、泰親が手間どる程のあやかしだぞ
今回は…」

『こんなの日常茶飯事です
だから、』



「………無茶はするな
約束できないなら置いていく」


『──頼朝様もですよ』







頼朝様はぱちりと目を瞬かせたが
それは一瞬でにやりといつもの笑顔に戻った







「上等だ」





刀を構えると
地面を蹴って走り出した






(狐憑きの力を使うには
もっと近づかないと!)






/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp