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イケメン源氏伝 〜時を超えて〜

第14章 お菓子パーティー





(それにしても
こんなに細かいことまで
計算し尽くされているんだな)


巻物には兵糧を運ぶ兵の数も細かく
記載されている


(兵糧を運ぶだけで
こんなに人数がいるんだ)


『やっぱり戦をするのって
大変なことなんですね』

「当たり前です
ただ戦えばいいという訳ではありません

途中兵糧が尽きれば
兵の命が危ういですから
兵糧を運ぶ経路と人員を確保し、
その上で戦術を組み上げていきます」

(ほえぇ、すごい)

「それには当然
敵側の情報も必要です」

『準備の段階から
既に戦は始まってる……
みたいなこと、ですか?』

「ええ。
出遅れや判断の過ちは許されません」



(そっか
ひとつでも間違ったら
大勢の命が失われるかもしれないんだ…)


いつも厳しく聞こえる景時さんの言葉も、
こういう話を聞くと印象が変わって見える


(それだけ深く幕府の事を考えているから
景時さんは妥協しないんだ)


改めて凄い人だなと思い知る


「なんですか
じっと人のことを見て」

『いえっ、なんでもありません
終わったらお声掛けします!』

(とは言いつつまだ
景時さんはちょっと怖い)


慌てて作業に戻る



1時間ほどたった頃





ガラッ




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