第1章 はじまり
『っ』
(よく見たらこの人すっごい綺麗…)
顔をのぞき込まれて
鼓動が速くなる
『いっいえ、嫌じゃないです!』
ぶんぶんと顔を横に振る
「そうか」
そのままてをつかんで
天幕まで案内された
(焚き火?
男の人ばっかり…
撮影場所も凝ってるなぁ)
「ここだ」
『あっありがとうございます』
「隣の天幕にいるから
何かあったら言って欲しい」
『は、はい
……おやすみなさい』
「…おやすみ」
男の人はそのまま天幕に入っていった
(早く寝て早く起きよう
夢かもしれないし!)
そう思い用意された布団を
被り色々あったせいで
すぐに眠りについた