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【進撃】中・短編 【リヴァイ】

第2章 Lupine あなたは私の安らぎ



エルドが席を立ち、書類を渡してきたがメモ書きがついており、【事情聴取は終了しました、カズサさんは気丈にふるまってます。その他の事については退社後お話します】

安堵なのか、それ以外の何かが入り混じったため息が出てきたがエルドに頷き今日も定時退社する為に仕事に打ち込んだ。




定時が過ぎて、まずはエルドからの報告が聞きたくて自宅近くの個室のある店に入る。
「まず、俺らも事情を聴かれましてそのまま答えました。警察のほうでは、課長やグンタ達からも事情を聴きたいとのことでした」

それは以前に渡した連絡先にその旨の連絡はあり、できるだけ早急に伺うと返事はしてある。
グンタ達にこの件を伝えるともちろん協力すると回答してきた。
「いつもお世話になっているんですから、このくらいはお安い御用です!」

済まないと伝えるとオルオは涙を流しながら「課長のお役に・・グォッ」良いところでいつものように舌を噛んだ。

エルドによるとカズサは動揺はしていたが取り乱すことなく、聴取後もマンションへ戻る時も落ち着いていたという。

「ただ、課長には申し訳ないのですが、課長はカズサさんの恋人かと訊ねられまして。社内向けであって実際は違うことは話しました」

バツが悪そうにエルドは言うが、事情聴取で虚偽を述べてはいずれこちらが不利になる。
判断は間違っていないと伝えると少しほっとした様子だった。
ある程度話したところでお開きにし、それぞれ解散した。
今日は集まるのがわかっているので車ではなく徒歩範囲での移動で済ませている。
自宅が見えてきた歩道に突っ立ったままの男がいた。
目があった瞬間、そいつは突進してきた。ナイフを握り締めながら。

「あんたがっ!あぁあー!!」

叫びながら振り回すが大振りなので避けるのは簡単だが、このままでは周囲に危害の恐れがある。
躊躇なくその男の腹に一発、怯んだところに蹴りを入れ腕を足で押さえてナイフを蹴る。
周りも状況が分かったのか、恐怖の声をあげる女性や警察へ通報しようとする人と騒然としてきた。

ナイフ以外の武器は持っていないらしい男の腕を後ろ手にして警察の到着を待った。
その間もずっと聞き取れない恨み言を訴えていた。

サイレンの音が近づき警察がきて引き渡し男の顔を確認すると会議室とはまるで違う人相のゼインだった。

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