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【進撃】中・短編 【リヴァイ】

第2章 Lupine あなたは私の安らぎ



ハンジの言葉はすぐに飲み込めない。

「家に侵入して、証拠を残しまくってる。捕まっても上等って思うくらいにはイカレてる奴だと思う」

「俺の家がバレても問題はない、会社もそうだ。行きも帰りも俺と一緒だ」

ズズっとストローからアイスティーを飲み、ハンジの話は続いていく。

「そう、今の彼女には君っていう番犬がいる。でも少しでもチャンスがあればそいつはカズサに危害を加える可能性が高い」

「……」

「こんだけ、自分を意識してほしい奴だ。じっとしてなんかいないだろうね、警察が介入していると知ればなおさらだ」

「そんな奴なら前科あってもおかしくはないんじゃねぇか?」

「そこはわからない。前科があれば警察が動きやすい。もし、それがなければ?君達の前に出て初めてまして。になる。刃物一つくらい持っててもおかしくない」

「どこの誰かも知れない奴で探偵雇う余裕ある刃物持ちか」

「あくまでも可能性だ。だけど警戒は最大にすべきだ」

ハンジがカズサに聞かれないよう配慮したのはありがたかった。
今でさえ壊れそうになってるカズサに今の話を万が一でも聞かれたら……

「で、ちょっと話は変わるんだけど、社内でも動きがあったよ」

自分でも気づくくらいには頭に血が昇った。

「まぁ、少し落ち着いてくれよ。ゼインって知ってる?」

「ああ、営業の。カズサに仕事押し付けてた野郎だ」

「あなたに反発してるらしくてね、飲みの席ではあなたの話題ばかりだってさ」

「だからなんだ、そいつに興味はねぇよ」

うんうんと頷きながらハンジは薄い笑顔を顔にのせる。

「あなただけならいいんだけど、ただあなたと一緒にいる頃からカズサに裏切られたって仕切りに言ってるらしい。周りがうんざりするくらいにはね」

腰が曲がりそうに謝罪してきた男の顔が浮かぶ。
カズサに聞いたところ、以前から飲みや、食事やら誘われてはいたらしい。断っても断ってもしつこかった、と言っていた。

「今のところ社内では大人しくしてるらしいけど、実は彼、常務の息子らしんだよね。女性社員が迷惑と思う社内男性第一位」

「何しに会社来てんだ。そいつは」

「営業部のお偉方も彼には強く言えない。あなた営業部に恨まれてるよね」

段々ハンジが言いたいことがわかってきた。

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