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【進撃】中・短編 【リヴァイ】

第2章 Lupine あなたは私の安らぎ


!!気持ち悪いです。お気をつけ下さい。!!





同居してからずっとソファで寝ていたが彼女の性格上、申し訳なくて仕方ないらしい。

ならばと休日にカズサのマンションのベッドを班員全員で運ぶことにした。
それを伝えたらカズサは自分がソファで寝るという意味です!会社でも噂になってることも含め俺にこれ以上迷惑はかけられないと言い張ったが最終的には折れてくれた。

「新しい部屋が見つかるまでの辛抱だ」

そんなこんなでカズサのマンションへ行くと、ドアノブに大きめの紙袋がぶら下がっていた。

怯えるカズサをエルドとグンタ、オルオ、ペトラを側にし、俺が鍵を預かってドアノブの袋をとる。

※※※

その場で確認は出来ないので、カズサの自宅に入るとカズサの怯えはひどくなった。

「な…なんで??」

袋の確認は置いてカズサの話を聞く。

「どうした?」

「部屋の家具が、テーブルの位置が違う……本棚も」

パニックになりかけてるカズサの側にペトラを付き添わせ、袋の中身を確認する。

そこには俺とモールにいるカズサ、会社から出てくる俺たち、挙句の果てには会社の廊下を歩いているカズサを遠くから、でも誰かはわかる写真が出てきた。
そしてメモに赤いペンで大きくメッセージを残している。
【ひどいよ、弄んで楽しい?でも君の部屋は落ち着くね】

それはカズサの部屋に侵入者が居たという事実。

すぐに警察に連絡し駆けつけた警官に1から話す。

ただの嫌がらせではない。常軌を逸している。

ストーカー被害にあって、今は俺と住んでいること、今日は必要な家具を同僚と運ぶ為に来たこと。

俺が警官と共に部屋を確認する。
冷蔵庫には新しい食品があり誰かがここに居た事を次々と裏付ける。

寝室のベッドのシーツは乱れ、汚れている。考えたくないがおそらく精液らしきものが付着している。
鑑識が呼ばれ、部屋の指紋、シーツに残された後を採取していく。

最悪なことに知らせたくない情報も警官から知らされペトラが抱きしめているがカズサの震えは止まらない。

一通り検分が終わると連絡先を聞かれ、俺の連絡先などを伝え、今後俺に連絡して欲しいと伝えてカズサの様子から今日は聴取は無理だと判断し、その場から離れた。

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