第11章 ●捕まえる●
「悟、大好き。」
耳元で囁かれる。
そして耳を中心に舌で攻める恋。
耳から首すじに舌を動かし、胸に降りてくる。
突起には触れず、周りだけを執拗にぐるぐる回る舌。
早く舐めて。
心の中でせがむ。
すると、その思いが通じたかのように可愛い舌が俺の乳首に触れた。
「あぁ」
思わず声が漏れてしまう。
「感じてるの?」
意地悪な顔で聞いてくる。
「お前、エロすぎ。」
精一杯の抵抗。
フフッと笑い、今度は自分の右手の人差し指をいやらしく舐め、唾液がたっぷりついたその指でさっきと反対側をくりくりし始めた。
そして俺を見つめながら、もう一方の人差し指も舐めた。
てっきり、俺の左の乳首を弄ってくれるのかと思ったのに恋は自分の乳首を弄り始めた。
「ンンッ、アァンッ。」
俺の上に跨り、右手で俺のを左手で自分のを弄りながら激しい喘ぎ声をあげる恋。
エロ過ぎだろ。
こんなのどこで覚えたんだよ。
七海かな?
アイツ変態っぽいもんな。
しばらく遊んだ後、
「気持ちよかった?」
「あぁ、すっげぇエロい。」
微笑む恋。
「じゃあ次はこっちであそんでもいい?」
早く遊んでくれよ。
もう、我慢できねぇよ、
少し下にズレてから俺のモノに口をつける恋。
手で支えながらいやらしい舌を出して舐めはじめた。
下の方から徐々に上へと上がり、先端を舐める。
我慢汁出てるのに。
舌の先で先端をクルクル舐めまわす。
声が出そうなのを必死に堪える。
そして今度は裏スジを舌でなぞる様にして舐めていく。
何往復かしてから、今度は玉を口に含んだ。
こんなに丁寧に舐めてもらったのはじめてだ。
玉を舐め終わると、口を少しだけ開けた。
そして俺のモノを手で掴んで口で咥えた。
上下に動かしながら上目遣いに俺を見る恋。
こ、これやば過ぎだろ。
手の甲を口に当て、必死に声を抑える。
羞恥と快楽の狭間で迷う俺。
しかし、快楽が勝る時が来た。