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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第10章 ●囚われる●


忘れてた。
こいつは五条家のボンボンだった。

「まさか、ヘリ?」

「そう。ヘリコプターで。」

「何で?」

「だから、お前の事が心配だったの!てかさぁ、禁欲はないでしょ?おばあちゃん。」

「恋が望んだことじゃ。強くなるには禁欲が1番!」

「期間は?」

「半年じゃ。」

「半年も?」

これには私も驚いた。

ながっ。

「その間俺はどうしたらいいの?」

「どうしたらって禁欲は私でしょ?五条じゃがするわけじゃないでしょ。」

「お前バカなの?俺のことなんだと思ってるの?」
 
「何って、自己チューでボンボンですっごく強い、変なヤツ。みたいな?」

「お前なぁ。」

「ハッハッハッ。まだまだじゃのぉ?五条のガキよ。」

大爆笑の大ババ様。

「何で笑うの?」

私には訳がわからない。

「まだまだコレからだよ。おばあちゃん。」

五条が言った。


「さて、今から禁欲開始じゃ。」

「ちょっと待ってよ、おばあちゃん。せめて明日からとかじゃダメ?ねえ、お願いします。」

大ババ様に頼み込む五条。



何で明日?もしかして、コイツはそんなに私とヤリたかったの?



「五条悟よ、今から半年じゃ。恋には手出すなよ。まあ、出させはせんがな。フォッフォッフォッ。」





「じゃあね、バイバイ。」

夕方になり五条を見送る。

「俺も禁欲するから。」

「何で?別に私に合わせなくたっていいのに。」

「お前、それ本気で言ってる?」

「どう言う意味?」

「まーいいさ。また今度な。」

何が言いたかったのかよくわからないまま、五条は帰って行った。
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