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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第9章 醒める


「500年に一度天元様と適合する人間、星漿体と同化し肉体の情報を書き換える。」

夜蛾が言った。

要するにその星漿体が天内理子だ。

「その星漿体の少女の所在が漏れてしまった。今、少女の命を狙っている輩は大きく分けて2つ。天元様の暴走による現呪術界の転覆を目論む、呪詛師集団【Q】天元様を信仰、崇拝する宗教団体盤星教【時の器の会】天元様と星漿体の同化は2日後の満月。それまで少女を護衛し天元様の下まで送り届けるのだ。」


ガキで命狙われてるのか。


「心してかかれ!」

夜蛾のゲキが飛ぶ。




「まぁ大丈夫でしょ、俺達最強だし。」

傑と共に天内理子のもとへ向かいながら話す。

「悟、前から言おうと思っていたんだが、一人称俺はやめた方がいい。特に目上の人の前ではね。私、最低でも僕にしな。年下にも怖がられにくい。」

「はっ、嫌なこった。」

傑は何言ってんだ?と思った。

その時、目の前のビルで爆発が起こった。

「お?」

そして最上階からセーラー服の女が降ってきた。

「目立つのは勘弁してくれ。今朝怒られたばかりなんだ。」

傑が呪霊を出して女を助けた。

「いやあ、セーフセーフ。」

ホッと一安心。
すると、何処からかナイフが飛んでくるのが見えた。
咄嗟に無下限呪術で止めた。

「君、五条悟だろ?強いんだってね。噂が本当かたしかめさせてくれよ。」

軍服の様な物を来た女が現れた。

「いいけど。泣いて謝れば殺さないでやるよ。」

「クソガキが。」


軍服の女はQの戦闘員だった。

そして、弱かった。

「何だ、こんなもんか。」

携帯を出して写真を撮り、傑に送った。

そして、上を見上げる。

「あっちも終わった様だな。」


傑と合流して気絶してる天内理子を抱き上げる。

すると、すぐさま目を覚ました。

「お。起きた。」

バチン!

思いっきりビンタされた。

「下衆め、妾を殺したくばまずは貴様から死んでみせよ。」

威勢の良いガキだ。

「理子ちゃん落ち着いて。私達は君を襲った連中とは違うよ。」

傑がなだめる。

「嘘じゃ、嘘つきの顔じゃ。前髪も変じゃ。」

ガキはそう言って暴れた。
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