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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第9章 醒める


俺は未だかつて告白に成功した事がない。

いつもフラれてばっかりだ。

だから体だけの女とばかり遊んできた。

しかし今また女に惚れた。

恋だ。

初めは地味な女だと思っていたのに、だんだん気になってついにはヤッてしまった。

ヤッた後俺としては幸せいっぱいだったんだけど、向こうはそっけない態度だった。


嫌だったのか?


あくる日からあからさまに無視されてる。
避けてるどころじゃない。

声を掛けても無視。
電話もメールも無視だ。


俺、告白する前から嫌われてるの?



硝子に言われた。

「もうちょい落ち着きなさい。あんまり焦ると嫌われるわよ。」

「どういう意味だよ。」

「あんたとヤッちゃって、あの子落ち込んでるの。しかも、それが七海にバレてて距離置こうって言われちゃって悩んでる。こういう時は焦っちゃだめよ。あんたはどっしり構えてなさい。」

「どっしり構えるって何だよ。俺、告ろうかと思ってるんだけどダメって事?」

「そういう事。いま、告っても振られるだけ。」

「マジ?」

「うん。そこら辺のバカ女と一緒にしないでよ。あの子はアンタと浮気した事で自分を責めるような子なの。七海と別れてすぐに他の男には行けないから。」

「わかった。落ち着けばいいんだろ?」


なんだ、嫌われた訳じゃなかったんだ。



少しホッとした。




恋に無視されてから1週間ほど経った頃、傑と揉めた。



好きな女に無視され続けてるっていうのは、ストレスが溜まる。

傑に当たってしまった。

そしたら傑が本気でキレた。


恋と硝子が逃げ出したくらいだ。


夜蛾が来なければマジでやばかった。





「お前たち2人に任務だ。」


夜蛾から任務を言い渡された。


天内理子の護衛と抹消だとぉ?


天内理子って中学生なのか。


つまりはガキのお守り。


性に合わないな。
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