第7章 ●ねだる●
素直にそう思えた。
抱き上げてベンチへと連れて行く。
恋の前に跪きキスを懇願する。
頷いた恋。
抱きしめてキスをする。
舌を入れれば応じてくれた。
胸を揉むと、
「ここじゃヤダ。」
ワガママな子だ。
「ここじゃなかったらイケナイ事してもいいの?」
そう聞いたら俺の耳元で、
「ごじょぉ、イケナイ事しよぉ。」
オイオイ、ヤバいよ、これは。
下半身めっちゃ元気になっちゃったじゃん。
恋を抱き上げ、自分の部屋まで高速で走って連れて行く。
ベッドに上がり、恋を呼ぶ。
思いっきり抱きしめて匂いをかぐ。
いい匂いだ。
そして再びキスから始める。
ベッドに上げて組み敷き、キスしまくった。
首筋を舐めればいい声でよがる。
「可愛い、すっごいエロい。」
そう囁けば、俺の事もずっとエロいと思ってたって。
マジか…
俺たち両思いじゃん。
胸だけ攻めるとそれだけでイッちゃう、感度抜群の恋。
しかもこんなの初めてだって。
男冥利につきるじゃん。
「七海とどんなエッチしてるの?」
そう聞くと、
俺の耳に息を吹きかけてきた。
やめろよ、感じるじゃん。
「あなたのエッチ教えて。」
そんな事言われたら俺頑張っちゃうよ?
「やっぱりお前はエロい女だ。」
服を脱がせてパンツ一枚にした。
ピンクのレース♡
やらしいなぁ。
すぐにでも触りたいのを我慢して、恋の体を反転させる。
背中を見るとある事に気がついた。
「これって歯型?」
さっきは暗くてよく見えなかったけど、明るいところで見たら肩の辺りに噛み跡があった。
「肩、感じちゃうの。」
恥ずかしそうに言う恋。
「じゃあ、俺も噛んでいい?」
「う、ん。優しくしてね。」
「こんな跡つくぐらい噛まれたんなら痛かっただろ。」
「…えっ?う、うん、まあね。」
七海のヤツ、何やってんだよ。
「優しくするよ。」
恋の細い肩を甘噛みする。
「ウッン、アァッ。」
すごく可愛い声。