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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第7章 ●ねだる●


遂にやってしまった。


七海がキスしてるとこ見せつけるから。


我慢できなくてやっちゃった。


しかも2回も。


恋の驚いた顔が可愛かった。


2回目は抱きしめながらキスした。
このまま押し倒そうかと思っていたら、邪魔が入った。

そのせいで恋は我に返ってしまい、俺は追い出された。


地味な女だと思っていたのに、どっぷりハマってしまった。


後輩の女だぞ?


もう今では恋の事を考えない日はない。


ヤバいな。


昨夜は一睡もできなかった。
恋の事ばかり考えてしまったから。

朝になり、また恋が作った朝ごはんが食べたいと思い、アイツの部屋に来た。


トントンー

ノックをすると、ガチャっとドアが開いてあろう事か七海が顔を出した。

「五条さん、何ですか?朝っぱらから。」

超不機嫌の七海。

「あれっ?恋は?昨日のマフィンのお礼言いに来たんだけど。」

「教室ですよ。もうすぐ授業始まりますよ。」

七海が顔をしかめた。

「ヤベッ、また夜蛾に怒られる。」

そこから全速力で教室へと走っていった。


つーか、何でアイツが恋の部屋にいるんだよ。


しかもアイツ上半身裸じゃなかった?


まー何となく想像はつく。
夜中に帰ってきてそのまま恋の所へ行って、疲れたから慰めてくれとかなんとか言って、そのまま…


自分で想像しておいて吐き気がした。


教室に着くと夜蛾に怒られた。

席に着いて隣の恋を見ると、目が合った。
笑いかけたけど、思いっきり目を逸らされた。


アレッ?俺、嫌われた?


その日は何をやっても身が入らず、夜蛾から叱られてばっかりだった。


どーしよ。


また好きな女に嫌われたのか?


そこからヤル気が出なくてテキトーにやってたらまた夜蛾に怒られた。



あーあ、誰か慰めてくれないかなぁ?
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