第7章 ●ねだる●
「ねぇ、恋。キスしていい?」
私の前に跪き、懇願する五条。
返事の代わりに頷いた。
彼の唇が私の唇に触れた。
深い、深いキス。
舌で私の口をこじ開け、ねじ込んでくる。
私もそれを受け入れる。
「ンッ」
喘ぎが漏れる。
しばらくして唇を離すと次は私の首筋に吸い付いた。
「ンフッ、ヤダァ。」
首筋を執拗に愛撫される。
「感じてるのぉ?」
唇を離し、したり顔で意地悪く聞いてくる。
「いじわるぅ。」
涙目で睨む。
「えっちな顔。もっと喘いでよ。」
制服のボタンを外し始める。
左肩を出し、蛇を露にする。
そして蛇を舐めた。
「アァ、ン、ヤダァ。」
体をよじる。
「綺麗な蛇だよね。」
そう言うと彼は蛇にキスをした。
そして、ブラの上から胸を揉んだ。
「ねぇ、ここじゃ無理。」
そう言うと、
「ここじゃなかったらイケナイ事してもいいの?」
目を見つめられる。
「うん。」
もう理性と言う言葉さえも忘れてしまっていた。
彼の耳元に口を寄せ、
「ごじょぉ、イケナイ事しよぉ。」
そう囁いた。
「…うん。どこか2人っきりになれるところに行こうか。」
そして彼は私に服を着せると、担ぎ上げて走った。
しばらくして、彼の部屋に連れてこられた。
小さなテーブルとベッドしかない殺風景な部屋だ。
「ほら恋、おいで。」
ベッドの縁に座った彼に呼ばれた。
サングラスを外して、綺麗な青い瞳がこちらを見てる。
「うん。」
私が側まで行くと、彼は座ったまま手を伸ばして私を抱きしめた。
身長差がありすぎる私たちにはこれでちょうどイイ。
「うん、イイ匂い。」
私の胸に顔を埋めてそう言った。
そしてまたキスをした。
深く深く。